1月8日に行なわれたダカールラリー2015の第4ステージ(チレシト~コピアポ間)。ホンダのホアン・バレダ選手が315kmのコースを3時間27分28秒で走りきり、ステージ優勝を飾った。2位には、KTMのエースライダーのマルク・コマ選手が1分59秒遅れで付けた。
第4ステージは、アンデス山脈を標高4800mまで駆け上がり、その西側に位置するアタカマ砂漠へ向かうルート。前半は固い岩肌が選手を待ち構え、中盤、そして後半では砂が足下を捕えるハードなステージだ。
2分遅れで惜しくもステージ優勝を逃したコマ選手は走行後「とても重要な日だった。終盤約100kmにわたる砂漠では、少しのミスが大きなタイムロスとなる。今日はハイペースを維持しながらリズムを意識して走った。すべてが上手く行き、ノーミスでゴールにたどり着くことができたためハッピーだよ」とコメントしている。
一方、初日ステージを制したサム・サンダーランド選手(KTM)は、59km地点でクラッシュし、リタイア。レース後の検査で、肩のじん帯損傷が明らかになった。
第4ステージ後の総合順位は、ホンダのバレダ選手が首位を維持。コマ選手は今回の優勝で2位に浮上。前日まで2位であったパウロ・ゴンサルベス選手が3位となり、ホンダの1-2体制が崩れた。