スバル 3車種、米国でリコール20万台…融雪剤でブレーキ系統が腐食

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先代スバル・フォレスター(米国仕様)
先代スバル・フォレスター(米国仕様) 全 1 枚 拡大写真

スバル(富士重工)が米国市場で販売している主力3車種が、ブレーキ系統の不具合により、およそ20万台のリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。

これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。『インプレッサ』、『WRX』(STI含む)、『フォレスター』の3車種に関して、スバルオブアメリカからリコールの届け出を受けた、と発表している。

今回のリコールは、ブレーキ系統の不具合が原因。NHTSAによると、冬季に道路に散布される融雪剤の塩により、ブレーキ系統が腐食。ブレーキフルードが漏れ出す可能性があり、この場合、ブレーキ性能が悪化。事故のリスクが高まるという。

対象となるのは、インプレッサが2008‐2011年モデル、フォレスターが2009‐2013年モデル、WRXが2008‐2014年モデル。冬季の米国で、融雪剤が多く散布される地域で販売された合計19万8900台がリコールに該当する。

スバルの米国法人、スバルオブアメリカは対象車の顧客に通知。販売店でワックスを使った腐食防止対策を施すリコール作業を行うとしている。

《森脇稔》

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