ホンダの高級車ブランド、アキュラが2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15で初公開した新型『NSX』の量産モデル。同車のパワースペックが判明した。
新型NSXは、軽量ボディのミッドシップに、新開発の直噴V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。さらに、高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム、「スポーツハイブリッド SH-AWD」を採用した新世代のスーパーカー。
このスポーツ ハイブリッド SH-AWDを、直噴V型6気筒ツインターボエンジンと、高効率モーターを内蔵した9速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせ。前輪の左右を独立した2つのモーターを使い、四輪の駆動力を自在に制御するトルクベクタリングを可能とする電動式4WDシステムを装備したハイブリッドとなる。
現時点では、新型NSXの最終的なパワースペックは、公表されていない。しかし、デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスに登壇した新型NSXのチーフエンジニア、テッド・クラウス氏が、パワースペックの具体的数値を明かしている。
テッド・クラウス氏は、「新型NSXのトータル出力は550hp以上」と発言。新型NSXはおそらく、フェラーリ『458イタリア』などのスーパーカーを、競合車に想定しているはず。458イタリアの直噴4.5リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力570ps。新型NSXは、ダウンサイジングのV6ターボ+ハイブリッドで、フェラーリ458イタリア並みのパワーを追求することになる。