東京地下鉄(東京メトロ)は、銀座線の全面リニューアルに伴う駅改装デザインコンペの一環として、1月21日から銀座駅のデザインを募集する。
銀座線の全面リニューアルは、2017年に開業90周年を迎えることと、2020年に東京で夏季オリンピックが開催されることを契機に行われるもので、全駅の改装、新型車両の導入、ホームドアの設置が行われる。
このうち駅の改装は、線内全19駅を「トレンディエリア」(渋谷・表参道・外苑前・青山一丁目)と「ビジネスエリア」(赤坂見附・溜池山王・虎ノ門・新橋)、「銀座エリア」(銀座)、「商業エリア」(京橋・日本橋・三越前)、「下町エリア」(神田・末広町・上野広小路、上野、稲荷町、田原町、浅草)に分け、日本橋駅は2018年度まで、それ以外の駅は2017年度までに順次実施する予定となっている。駅改装のデザインコンペは過去2回行われており、すでに「下町エリア」と「商業エリア」の最優秀案が選ばれている。今回の銀座駅はそれに続く第3弾の公募となる。
銀座駅のコンペは「地域との連携を重視し地下にいながら地上を感じることができる『銀座のまちの地下1階』としての空間のあり方を問うコンペ」としている。参加できるのは、東京メトロ本社や東京都心部へ速やかに来ることができ、日本語で対応できる態勢を整えている人。個人や法人、年齢、国籍、資格、経験等は問わない。応募は1人または1グループにつき1作品に限られる。
応募の際は、1月21日から3月6日17時まで、「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」ウェブサイトでの登録が必要。作品の締切は3月17日12時(必着)。