マツダは、新型『CX-3』のプロトタイプモデルを公開した。既存モデルと一線を画すクルマ造り、「魂動デザイン」のさらなる進化に挑んだ同車のエクステリアは、美しさを徹底的に追求し、無駄な要素を削ぎ落したという。
塊感のあるボディサイドと対比的に伸びやかなキャビン、今まで以上にこだわったショートオーバーハングのプロポーションが存在感を放つ。
ボディサイズは全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mm、ホイールベース2570mm、トレッド前1525mm/後1520mm。最低地上高は160mm、アイポイント高は1250mmとなっている。
フロントビューでは、車高の高さを活かしノーズを高めに設定。7本のフィンを連ねたフロントグリルが、横方向へと広がるエネルギーを表現している。ヘッドランプは、ターンランプをユニット外にレイアウトし、“獲物を鋭く見据える(獣の)瞳”をイメージ。
サイドは、フロントフェンダーの頂点をAピラーの付け根にまで後退させ、力強さとスピード感を強調。また、ウィンドーと一体感のあるブラックのDピラーをボディ後方へ開放することにより、伸びやかさを強めている。キャラクターラインや面造形は、鋭い立ち上がりからピークを過ぎると緩やかに広がっていくように、動きの余韻を感じさせる造り込みを行い、実際のサイズを上回る印象を与える。
リアは、ナンバープレートをリフトゲートと同色のバンパー上部に配置すると共に、カメラやスイッチ等の機能部品を全て目につかない場所へレイアウトし、ショートオーバーハングとすっきりしたリアエンドデザインを実現した。ブラックアウトしたDピラーはサイドとバックのウインドーに繋がりを持たせている。また、キャビンをガラスで包み込むような造形が、抜けの良さを際立たせる。
ボディカラーは新色の「セラミックメタリック」を含む全8色。足元には、18インチと16インチのアルミホイールを設定した。