2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15。米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、キャデラックブースのハイライトは、新型『CTS-V』だった。
同車はキャデラックのミディアムセダン、『CTS』の新型をベースに開発された高性能グレード。ライバルを圧倒するパワフルなエンジンが特徴となる。
新型CTS-Vのパワートレインは、直噴6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャー。新型『コルベットZ06』と基本を共用するこのV8は、最大出力640hp/6400rpm、最大トルク87.2kgm/3600rpmを引き出す。0-96km/h加速は3.7秒、最高速は322km/h。
競合車では、メルセデスベンツ『E63AMG S』の直噴5.5リットルV型8気筒ツインターボが、最大出力585ps/5500rpm、最大トルク81.5kgm/1750-5000rpm。
BMW『M5』の直噴4.4リットルV型8気筒ツインターボが、最大出力560ps/6000rpm、最大トルク69.3kgm/1500-5750rpm。
新型CTS-Vは、パワー&トルクで、ライバルを圧倒。キャデラックのプレスカンファレンスに登壇したGMのマーク・ルース・グローバル商品開発担当上級副社長は、「メルセデスベンツの5.5リットルV8、BMW Mの4.4リットルV8よりもパワフル」と、新型CTS-Vの優位性をアピールしている。