KYB(カヤバ工業)は2月2日、2014年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2731億7900万円(前年同期比+6.4%)、営業利益は117億1900万円(-18.3%)、経常利益は135億5000万円(-17.9%)、四半期純利益は81億9600万円(-24.1%)だった。
売上高は、海外の自動車生産の堅調な推移等から、主に自動車向け製品販売が増加したことで増収となったが、人件費など、販売・一般管理費の増加が収益を圧迫した。また、純利益は、今期に移転価格税制に基づく更正処分の通知を受ける見込みとなったため見積計上していた未払法人税等について、更正処分が行われないこととなったため当該未払法人税等6億7000万円を取り崩したことで、大幅な減少となった。
通期連結業績見通しは、中国での建設機械需要の回復が見込み難いことや、ロシアルーブル急落に伴う為替差損および同地域の市販緩衝器製品の販売減少による影響等が見込まれるため下方修正。営業利益は前回予測から30億円減の166億円、経常利益は同21億円減の179億円、純利益は12億円減の108億円とした。