ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは2月3日、2016年モデルのアキュラ『MDX』を米国で発表した。
現行アキュラMDXは3世代目。2013年3月、ニューヨークモーターショー13で初公開された。2001年、アキュラは初代MDXを発表。2003‐2006年には、ホンダMDXとして、日本市場にも導入された過去がある。
アキュラの最上級SUVに相応しい大型ボディは、「エアロスカルプチャー」と呼ぶ新しいデザイン言語が特徴。滑らかなプロポーションやアーチ状のルーフラインが目を引く。3列シートの室内は、7名乗りのラグジュアリーな空間とした。
パワートレインは、先代の3.7リットルからダウンサイジングした新開発の直噴3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」。最大出力は290ps、最大トルクは36.9kgmを発生する。トランスミッションは、パドルシフト付きの6速AT。駆動方式は「SH-AWD」と呼ぶ4WDと、歴代MDX初のFFの2種類。走行状態によって 自動的にエンジンの3分の1または半分を休止するVCM(可変シリンダーシステム)も採用する。
今回、米国で発表された2016年モデルでは、トランスミッションを6速ATから、9速ATに変更。この9速ATは、プッシュボタン式の電動ギアセレクターとなり、センターコンソール周辺がすっきりとしたデザインに。また、4WD車のSH-AWDは、ツインクラッチ型に進化した。この他、安全装備の「アキュラ・ウォッチ」の最新版が用意されている。