若桜鉄道、DLによるSL無火走行運転を実施…4月11日

鉄道 企業動向

若桜鉄道は4月11日、若桜駅(鳥取県若桜町)で保存しているC12形蒸気機関車(C12 167)の無火走行を若桜~八東間で実施する。

鳥取県発地域創生事業のSL走行社会実験として行われるもの。DD16形ディーゼル機関車(DD16 7)のけん引・推進により運行する。客車は2011年、JR四国から譲渡された元『ムーンライト高知・松山』用のスロフ12形2両とオロ12形1両を連結するが、乗車はできない。車内には乗客の代わりに案山子(かかし)が設置される。

運行時刻は往路が若桜9時30分発~丹比10時00分着・10時05分発~徳丸10時15分着・10時20分発~八東10時35分着、復路が八東10時55分発~徳丸11時05分着・11時10分発~丹比11時20分着・11時25分発~若桜12時00分着。10km/h程度の低速で運行し、往路はDD16形が先頭、復路はC12形が先頭となる。徳丸~八東間では途中の第二八東川橋りょう上で5分間停車する。往路の若桜駅では9時から、復路の八東駅では10時25分から、それぞれ出発式典とテープカットが行われる。

なお、この列車の運転時間中は若桜鉄道全線が線路閉鎖されるため、郡家10時07分発の若桜行きが運休。バスによる代行輸送が行われる。

若桜鉄道のC12 167は、1938年に日本車輌製造で製造された旧国鉄のタンク式蒸気機関車。2007年8月に兵庫県多河町から若桜駅に搬入され、3カ月かけて修繕された後、駅構内での運転体験やトロッコ体験などに使われるようになった。本来の動力が使えないため、動力源に圧縮空気が使われている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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