南海、学文路駅に「すべらない砂」の返納箱設置

鉄道 企業動向
学文路駅の改札脇にある「納箱」(右)。同駅の入場券セットに付いてくる「すべらない砂」の返納用として5月末まで設置される。
学文路駅の改札脇にある「納箱」(右)。同駅の入場券セットに付いてくる「すべらない砂」の返納用として5月末まで設置される。 全 2 枚 拡大写真

南海電気鉄道はこのほど、高野線の学文路駅(和歌山県橋本市)に「納箱(おさめばこ)」を設置した。同駅の入場券5枚セット(750円)に付いている「すべらない砂」を返納するための箱。5月31日まで設置する。

同駅の入場券セットは「5枚」「入場券」「学文路」の頭文字を取って「ご入学」と読む語呂合わせになっており、入学試験シーズンに販売している。本年度は2014年11月8日から、無人駅を除く南海電鉄の各駅で発売を開始。今年3月15日まで発売される予定だ。学文路駅は無人駅のため、特定の日に限定して行われる特別販売会を除き、入場券セットは販売していない。

セットには入場券5枚のほか「すべらない砂」も付いている。電車が急勾配を登る際、車輪が滑らないよう線路にまく砂で、滑らない=不合格にならないの験担ぎになっている。とくに今年の砂は「昨シーズン大願成就し返納された砂を混ぜ合わせているので、一層の運気UP間違いなし」という。

砂を返納するための納箱は、毎年2月から5月にかけて設置されている。納箱は2200系電車を改造した観光車両「天空」を模した外観になっている。同社は「大願成就の暁には、ぜひ納箱にすべらない砂をお納めください」と呼びかけている。

《草町義和》

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