韓国のキアモーターズ(起亜自動車。以下、キア)は2月12日、米国で開幕したシカゴモーターショー15において、コンセプトカーの『トレイルスター』を初公開した。
トレイルスターは、キアの小型トールワゴン、『ソウル』をベースに開発されたコンセプトカー。「Go Anywhere」をテーマに、行動半径を広げるクロスオーバー車を提案する。
デザインは、キアのカリフォルニアデザインスタジオが担当。市販車のソウルに対して、前後のスキッドプレートやフェンダーエクステンションを追加。逞しいルックスに仕上げられた。
パワートレインは、ハイブリッド。エンジンは、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ。最大出力188ps、最大トルク25.6kgmを発生し、前輪を駆動する。トランスミッションは6速AT。
このトレイルスターには、「e-AWD」と呼ばれる電気式の4WDシステムを採用。滑りやすい路面では、モーターが後輪を駆動する4WDとなり、走行安定性を引き上げる。後輪を駆動するモーターは、最大出力36ps、最大トルク13.4kgm。二次電池は、蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンポリマーバッテリー。EVモードでは、最大でおよそ5kmをゼロエミッション走行できる。