デザイナーは小学生…銀座線でラッピング車の運行始まる

鉄道 企業動向
東京メトロの民営化10周年記念事業の最後を飾る、銀座線のラッピング車両が運行を開始。全国の小学生から募集した絵画作品で装飾した。
東京メトロの民営化10周年記念事業の最後を飾る、銀座線のラッピング車両が運行を開始。全国の小学生から募集した絵画作品で装飾した。 全 9 枚 拡大写真

東京地下鉄(東京メトロ)は3月1日から、「ラッピング車両デザインコンテスト」の受賞作品で装飾したラッピング車両の運行を始めた。5月31日までの3カ月間、銀座線で運行する。

「ラッピング車両デザインコンテスト」は、民営化10周年記念事業の最後を飾るイベント。「わたしたちの『もっとうれしい東京』」をテーマとし、2014年10月1日から11月24日まで、小学生からラッピング車両で使用する作品を募集した。

選考の結果、電車の窓から景色を見ている人たちをイメージしたグリーンバーグ花さん(2年生)の作品と、虹をイメージした八代晃太朗さん(1年生)の作品がグランプリに決定。準グランプリには村岡美鈴留さん(2年生)と大庭怜介さん(2年生)、秀野怜生さん(4年生)、清水伊織さん(3年生)の4作品が選ばれた。このほか、28作品が入選した。

ラッピング車両は銀座線1000系電車の6両編成1本(第10編成)を使用。編成両端の先頭車をグランプリ作品、中間4両を準グランプリ作品で装飾した。車内には全34作品のポスターを掲出した。

運行初日の3月1日は、中野車両基地(東京都中野区)でコンテストの表彰式を9時から開催。11時36分には、受賞者とその保護者を乗せたラッピング車両の記念列車が車両基地を発車した。記念列車は丸ノ内線をしばらく走行して赤坂見附駅から銀座線に進入。「幻のホーム」と呼ばれる新橋駅の旧ホームまで運行された。

《草町義和》

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