鈴鹿8耐はすでに始まっている…全日本JSB1000年間エントリー発表

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カワサキ勢 チームグリーン
カワサキ勢 チームグリーン 全 5 枚 拡大写真

2015年の全日本ロードレースJSB1000クラスの年間エントリーが発表された。

JSB1000は、国内最高峰クラスであることはもちろん、鈴鹿8耐のマシンレギュレーションにほぼ準じていることから、このエントリーリストに名前のあるライダーのほとんどが、今年の鈴鹿8耐に出場すると言っても過言ではない。

新型ヤマハ『YZF-R1』で戦うのはレジェンド中須賀克行を筆頭に野左根航汰と藤田拓哉、ベテラン中冨伸一が中心。とくに中須賀は、06年からヤマハのトップチームでJSB1000に参戦しているが、昨年までの9シーズンで3連覇を含み5回のチャンピオン獲得と、日本最速ライダーで、鈴鹿8耐でも12年と13年にポールポジションを獲得している。

ホンダ勢は高橋巧をエースに、韋駄天・秋吉耕佑、最強プライベーター山口辰也を核として、新たに渡辺一馬、浦本修充がJSB1000に加わる。また、昨年の鈴鹿8耐に初出場し、JSB1000最終戦にスポット参戦したジョシュ・フックが名門F.C.C. TSRからフル参戦するのにも注目したい。

チームは06年に鈴鹿8耐で初優勝し、11年と12年には連覇を達成するなど、藤井正和監督は鈴鹿8耐制覇に並々ならぬ意欲を示している。それだけにフックの成長、そして誰がフックのパートナーを務めるのかに注目が集まる。

スズキ勢では、戦う集団ヨシムラから津田拓也が継続参戦する。鈴鹿8耐でもチームエースとして登場することは間違いない。また、加賀山就臣も継続参戦となるが、鈴鹿8耐ではケビン・シュワンツ、芳賀紀行、ドミニク・エガーターを招聘するなどパートナーライダーの起用で毎年サプライズを巻き起こしているだけに、その体制が今から注目される。

カワサキ勢は、柳川明と渡辺一樹が昨年と同様に参戦する。アジア選手権を戦っていた藤原克昭がコーチ兼チームアドバイザーに就任したが、鈴鹿8耐でのライダー復帰にも注目が集まっている。

JSB1000にフル参戦はしないが鈴鹿8耐には出場するというライダーも多く、こうしたことから鈴鹿8耐前哨戦とも言える鈴鹿2&4レース(4月19日決勝)は参加台数が多くなる傾向にある。そしてもちろん、JSB1000への実力派ライダーの大挙参戦は、そのまま鈴鹿8耐での大混戦を意味している。

まだまだ各チームの動向が不明瞭な今年の鈴鹿8耐だが、戦いはすでに始まっている。

《佐久間光政》

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