ヤマハのモータースポーツ活動、新型車とファクトリー体制で挑む新シーズン

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新型YZF-R1(YAMALUBE RACING TEAM)
新型YZF-R1(YAMALUBE RACING TEAM) 全 30 枚 拡大写真

ヤマハは3月6日、2015年のモータースポーツ活動計画を発表した。最大のトピックは、全日本選手権にヤマハ・レーシング・ブルーを身にまとったファクトリーチームでの参戦を再開させることだ。

昨年の全日本ロードレースJSB1000クラスでは、中須賀克行選手が、3連覇、前人未到の5度目のタイトルを獲得した。今シーズンは、新型『YZF-R1』を実戦投入し、チームも「YSP Racing Team」から「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」へ名前を改め、ファクトリー体制で全日本選手権4連覇に挑む。

ファクトリー体制となることで、メーカーからより手厚いサポートが受けられる。中須賀選手はチームの印象について「創立60周年を迎えたヤマハの気合が感じられる。その気合に負けないように期待に応え、チャンピオンを取りたい」と話す。

当日は、創立60周年に合わせたかのように投入される新マシンも披露された。開発目標は「サーキット最速」。クロスプレーンに代表されるように、MotoGPで活躍する『YZF-M1』の技術がふんだんに投入されている。テストの結果からもヤマハ陣営もかなりの手応えを感じており、ヤマハの技術の結晶と言うべきマシンに仕上がっている。今後、全日本の実戦を通じてさらに戦闘力を磨き、鈴鹿8時間耐久レースでも、ファクトリー体制で、1996年以来の優勝を目指す。

しかし、真にヤマハが見つめる先にあるのは世界の舞台だ。ヤマハ2016年からは、スーパーバイク世界選手権への復帰を決めている。ヤマハ発動機でアジア・ASEANの地域の営業部門とモータースポーツの戦略部門を兼任する尾崎幸宏氏は「全日本のファクトリー活動は、世界で活躍する各カテゴリーのレースにも大きな影響を与える。日本で鍛えたプラットフォームを各国の主要レースに展開していく」とファクトリーチーム参戦の意義について述べた。

《橋本 隆志》

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