「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を謳う新型三菱『トライトン』が、バンコクモーターショー2015に出展された。2014年末にダブルキャブが発表され、2015年初にクラブキャブ、シングルが追加された。今回はトライトンシリーズ全車そろっての初モーターショーとなった。
ステージに展示されたのは、ダブルキャブの4WDモデルをベースにメッキパーツやホイールなどを加飾した豪華仕様の一台。スポーティなトノカバーも装着されている。
乗用車としてのピックアップトラック需要が高いタイにおいて、トライトンは三菱の主力車種。先代モデルは限定的ではあるが日本でも発売された。
9年ぶりのモデルチェンジとなった5代目トライトンは、デザインは先代のコンセプトを継承しつつ、よりスポーティさを表現。特徴的な「Jライン」型のキャビンを踏襲し、居住空間を広く、さらに荷台部分もスタイリッシュに見せた。ヘッドライトにはLEDを採用し、これまでのピックアップトラックにはない高級感を表現した。
また新開発の2.4リットルMIVECディーゼルターボエンジンを設定。最高出力は先代の178psから181psへ、最大トルクは同400Nmから430Nmへとパワーアップし、使い勝手を向上。正確な数値は公表していないが、およそ20%の燃費向上が図られているという。