日本信号は4月9日、アルゼンチン・ロカ線の輸送力増強を目的とした電化区間延伸プロジェクトで、丸紅から信号装置を受注したと発表した。
ロカ線はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの南部に延びる鉄道路線網。1960年代から日本の協力により電化プロジェクトが推進された。日本信号も1981年、丸紅をリーダーとする日本連合の一員として運行管理装置や自動列車停止装置(ATS)などを納入。その後も予備品などを引き続き納入している。
今回の受注は、アベジャネーダ~キルメス間とクライポレ~ボスケス間の約25km・12駅で実施される電化区間延伸プロジェクトに伴うもの。ATS地上装置121式と速度照査地上装置10式、ATS車上装置94式を納入する。車上装置は43編成の計300両で使用する。