ジェイテクトは、韓国市場での自動車用ベアリング(軸受)の一部取引に関して、同国公正取引委員会から独占規制と公正取引に関する法律(独禁法)に違反する行為があったとの決定を受けたと発表した。
同社は、2011年7月にベアリングの取引で価格カルテルを結んでいた独占禁止法違反の疑いで日本の公正取引委員会の立ち入り調査を受けたことを機に、社内調査を実施してきた。社内調査で判明した事実を受け、韓国公正取引委員会による調査に全面協力した結果、是正措置と課徴金は免除される見込みとしている。
同社では、「今回の事態を厳粛に受け止め、コンプライアンス徹底の取組みを継続し、信頼回復に向け努力する」としている。