フォルクスワーゲンが、米国市場で販売していたミニバン、『ルータン』。クライスラーグループからOEM供給を受けていた同車が、米国でリコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカから、ルータンに関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、イグニッション(点火)スイッチの不具合が原因。NHTSAによると、キーホルダーの重みで、走行中に勝手にキーがオフまたはアクセサリーの位置へ戻り、エンジンが停止する可能性があるという。
リコールの対象になるのは、2009‐2010年モデル。米国で販売された合計2万0676台が、リコールに該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で、イグニッションスイッチを交換するリコール作業を行う。