ホンダは4月23日、5代目となる新型『ステップワゴン』を24日に発売すると発表した。2009年以来の全面改良であり、エンジンは従来の自然吸気2.0リットルから1.5リットルの直噴ターボに変更した。
同社の国内向け登録乗用車では1991年以来のターボ車復活となる。いわゆるダウンサイジングターボであり、2.4リットルエンジン並みのトルクを確保する一方、燃費は最高17.0km/リットルと、従来モデルの同15.0km/リットルから13%改善した。
新型車は全長と全高が旧型より長くなっているものの燃費は向上させ、2リットルエンジンの同クラスミニバンと比較しても最高レベルになった。エンジン排気量で税額が決まる自動車税も、旧モデルより負担が軽減される。
開発責任者である本田技術研究所の袴田仁主任研究員は、「最初は正直、1.5リットルエンジンを7人、8人乗りのミニバンに載せて大丈夫かと思ったが、全くの杞憂に終わった」という。「乗っていただくとスムーズで力強い加速などを実感いただける」ので、「とにかく、試乗機会を多く設定していきたい」と話している。