4月20日、中国で開幕した上海モーターショー15。ドイツの高級車メーカー、BMWのワールドプレミアは、新型『X5』の市販プラグインハイブリッド車(PHV)だった。
新型X5の市販PHVは、「xDrive40e」を名乗る。エンジンは2.0リットルのダウンサイジングユニットだが、モーターを合わせて4.0リットルクラスの出力と性能を獲得。このことから、車名に「40」の数字が冠された。
PHVシステムは、エンジンがBMW各車でおなじみの排気量2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボ。最大出力245hpを引き出す。モーターは最大出力113hpを発生。システム全体では、313hpのパワーを発生する。
トランスミッションは、8速ティプトロニック。二次電池は、蓄電容量9kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモードでは、最大31kmをゼロエミッション走行可能。EVモードの効果もあり、欧州複合モード燃費30.3km/リットル、CO2排出量77g/km以下の優れた環境性能を実現した。
上海モーターショー15のプレスカンファレンスには、BMWグループのイアン・ロバートソン取締役が登場。「この車を誇りに思う。フルサイズSUVに求められる機能性と高級感を、優れた燃費と両立させた」と語っている。