ミシュランが発表した2015年1-3月期の連結決算は、売上高が前年同期比5.6%増の50億2200万ユーロと増収となった。
市場は低調ながら販売ユニット数は同1.5%増となった。乗用車・ライトトラック用タイヤ販売が堅調だった。
売上高の事業別内訳では、乗用車・ライトトラック用タイヤ事業が同10.2%増の27億7700万ユーロ、トラック用タイヤ事業が同0.8%増の14億7400万ユーロだった。特殊製品事業が同0.6%減の7億7100万ユーロと減収だった。
通期の収益では、原材料価格の低下によって年間約6億ユーロのプラス影響を見込むものの、価格ミックスが悪化している。
ミシュランでは、販売ユニット数の成長、為替レート影響を超える営業利益の増加、11%を上回る使用資本利益(ROCE)、約7億ユーロの構造的フリーキャッシュフローと約18億ユーロの資本支出を達成する目標を確認した。