JR東日本、『リゾートしらかみ』のハイブリッド気動車増備

鉄道 企業動向
五能線の観光列車『リゾートしらかみ』の「ブナ」編成に導入されるHB-E300系のイメージ。来夏頃から営業運行を開始する。
五能線の観光列車『リゾートしらかみ』の「ブナ」編成に導入されるHB-E300系のイメージ。来夏頃から営業運行を開始する。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本はこのほど、奥羽本線・五能線の快速列車『リゾートしらかみ』で運用されている気動車3編成のうち、キハ40系改造車の「ブナ(木へんに無)」編成をハイブリッド気動車のHB-E300系に置き換えると発表した。2016年の夏頃から運行を開始する。

発表によると、新しい「ブナ」編成のデザインは、奥山清行さんが代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。車体は軽量ステンレス製で、「緑豊かなブナの葉とそこから溢れ出る優しい木漏れ日」を表現したデザインでまとめられるという。

車内はブナなどの木材を取り入れて「温かみと安らぎ」を演出。ボックス席は2タイプ用意し、新たにフードカウンターも設置する。車内照明は発光ダイオード(LED)を採用し、消費電力量を従来の蛍光灯の約6割に抑える。

『リゾートしらかみ』は秋田~弘前・青森間を五能線経由で結ぶ観光列車。現在は「青池」「ブナ」「くまげら」の愛称が付けられた3編成が運用されている。当初は全てキハ40系の改造車だったが、2010年には「青池」編成がキハ40系からHB-E300系に置き換えられた。

HB-E300系の新しい「ブナ」編成は、2016年の7月から9月にかけて実施される観光キャンペーンにあわせ、営業運行を開始する予定。JR東日本は「地元の皆様と連携し、五能線沿線を満喫いただける新しい車内サービスをご提供する予定です」としている。

《レスポンス編集部》

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