日立と三菱商事、ミャンマー国鉄から鉄道信号システムを一括受注

鉄道 企業動向

日立製作所と三菱商事は、ミャンマー国鉄から鉄道信号システム一式を受注したと発表した。設備の納入完了は2017年6月末の予定。

日立と三菱商事がミャンマー国鉄に供給する鉄道信号システムは、列車の在線位置情報を指令所で一元的に把握するための列車中央監視装置や、列車を安全に運行するための信号灯、分岐器を制御する電子連動装置、列車の接近により自動的に警報を作動させる踏切自動警報装置など。

導入区間は、ミャンマーの旧首都ヤンゴンとマンダレーを結ぶ主要鉄道幹線の一部で、ヤンゴン中央駅からピュンタザ駅までの約140kmの区間。

契約金額は約24億円で、国際協力機構による無償資金協力による資金が供与される。

ミャンマーの鉄道は、老朽化しており、輸送サービスの質と安全性の向上が課題となっている。また、ミャンマー国内の長距離輸送手段は自動車輸送と航空輸送が大部分を占めている。経済発展に伴う旅客・貨物輸送の需要増加に対応するためには鉄道網の整備が必要となっている。

日立と三菱商事は、日本の技術に基づいた実績ある信号システムを供給することで、ミャンマーで鉄道輸送の安全性向上、近代化、物流インフラの拡充・多様化に寄与していく。

ミャンマーでは、将来的にヤンゴン環状線の近代化、ヤンゴン~マンダレー路線の全区間近代化など、複数の鉄道プロジェクトが計画されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  2. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  3. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  4. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  5. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  6. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  7. 電動アシスト自転車、24年モデルが続々ラインアップ…新型ヤマハ『PAS』のバラエティ豊かな5機種を一挙紹介
  8. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  9. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  10. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
ランキングをもっと見る