2008年、11万3000ルピー(当時の為替レートで約21万円)で発売し、世界一安い車として話題になったタタ『ナノ』。同車が、進化を遂げた。
これは5月19日、インドの自動車大手、タタモーターズが明らかにしたもの。インド国内で、『Gen X ナノ』を発表している。
Gen X ナノは、ナノの大幅改良車。最新の技術を導入し、「クラス最高の技術とデザイン」を掲げて登場した。
メカニズム面では、電動パワーステアリングを投入。従来モデルの課題だった駐車時や都市部での走行時に、重い操舵力を解消する。
さらに、「イージーシフト」を設定。これは、オートメイテッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)と呼ばれるもの。スポーツモードでは、優れた加速を実現。タタモーターズによると、クリープ現象により、渋滞や駐車が楽になるという。