近畿車輛は6月17日、東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線を直通する新型車両のうち、東武鉄道が保有する車両の製作者に決まったと発表した。2016年度から納入する。
スカイツリーライン~日比谷線では、車体長約18mの8両編成で片側3・5ドアの電車が運用されており、現在は東京メトロが03系電車、東武鉄道が20000系・20050系・20070系電車を、両線の直通用としてそれぞれ保有している。
東京メトロと東武鉄道の2社は2014年4月、現在の車両に代わる新型車両を2016年度から2019年度にかけて導入すると発表。同年11月には、近畿車輛が東京メトロ車の製作者に決まったと発表していた。今回の発表により、両線直通用の新型車両は全て近畿車輛が製作することになった。
東京メトロと東武鉄道によると、新型車両の形式はメトロ車が13000系、東武車が70000系。走行装置など主な仕様は共通化を図るが、車体のデザインは一部異なる。東武の70000系は20000系のコンセプトカラー「ロイヤルマルーン」をベースに、赤と黒の2色で車体を装飾する。