オイルブランドの「カストロール」が5月、仮想現実のカーレース映像、『チタン・トライアル・ドライビング・チャレンジ』を公開。この驚きの映像に関して、製作の舞台裏が明かされた。
この映像は、最上級オイルの「カストロールエッジ」のPR目的で製作されたもの。フォーミュラードリフトのプロドライバー、マット・パワーズ選手を起用。バーチャルリアリティヘルメットをかぶり、最大出力625hpの新型フォード『マスタング』のチューンドカーを操る。
映像では、マスタングを巨大なゲームコントローラーに変身させることで、コースを走行しながらバーチャルの世界を体験させることに成功。例えば、落下する大きな石、崩壊しかけた道やトンネル、絶壁といったバーチャルシーンが、マット・パワーズ選手の実際の運転操作に反応して変化する。
今回、カストロールは、この映像製作の舞台裏を公開。どのようにして、この映像は作られたのか。
まずは、GPSが車両を追跡し、車載コンピュータがスロットル、ブレーキ、アクセルの動きを読み取る。そして、バーチャルリアリティヘルメットが、現実世界のデータとシンクロ。車両は現実世界を、ドライバーはバーチャル世界を駆け抜ける。これにより、車両がバーチャル世界において、巨大なコントローラーになることを可能にした。
バーチャルとリアルをシンクロさせるという、非常に困難なテーマを実現したこの映像。カストロールによると、チタンFST(チタン油膜強化技術)を採用したカストロールの高性能オイル、カストロールエッジが、限界を打ち破りたいドライバーと車の要求に応えることを表現しているという。
ド迫力の映像は、動画共有サイトYoutubeで見ることが出来る。