ドイツの高級車メーカー、アウディが6月末、欧州で発表した新型『A4』。同車に、究極のエコ性能を追求した「ウルトラ」が継続設定される。
アウディは、「アウディ・ウルトラ」として、車両の軽量化に積極的に取り組んでいる。もうひとつ、パワートレインの効率性を徹底追求したモデルが、「ウルトラ」。欧州向けのアウディ各車に、幅広く用意されている。
新型A4のウルトラは、2種類の直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン搭載車で選択可能。トランスミッションのギアレシオをはじめ、エアロダイナミクス性能の向上、車高の引き下げ、低転がり抵抗タイヤの採用など、走行抵抗の低減が図られた。
この結果、セダンのMTの150hp仕様の場合、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量95g/kmの優れた環境性能を実現。ワゴンの「アバント」では、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmとなる。
アウディは、「プレミアムセグメントにおいて、この環境性能を超える競合車は存在しない」と、自信を見せている。