東京モノレールは7月16日、2000形電車6両(6両編成1本)の車両デザインをリニューアルすると発表した。7月18日から運行を開始する。
東京モノレールは、1989年から1996年にかけて導入した1000形電車と、1997年から2002年にかけて導入した2000形で列車を運行してきたが、2014年には開業50周年を機に新型車両の10000形電車を導入した。同社によると、「新たな50年のスタート」としてリニューアルを実施し、サービスの向上に取り組むとしている。
リニューアル車の外観は、「豊かな緑」をイメージしたグリーン、「空と水」をイメージしたスカイブルーとブルーを採用。白い車体のアクセントカラーとしてブロック状に各色を配置して独自性を高め、「ホームでお待ちのお客さまが新しいデザインの車両だとはっきりわかる」ようにするという。
内装は10000形のイメージを踏襲し、座席の生地も10000形と同じものを使用。床はブルー・グリーン系の色が入った暗めの色合いを採用した。乗降口の端部などには、周囲の床の色とのコントラストを確保して、識別しやすい敷物を貼った。このほか、座席生地の色を一般席は青系、優先席は萌黄色にするなどして、ユニバーサルデザインにも配慮した。
2000形リニューアル車は7月18日から運行を開始する予定。東京モノレールは他の2000形や1000形も順次リニューアルしていくとしている。