カナダに本拠を置く自動車部品大手、マグナインターナショナルは7月16日、トランスミッション製造のドイツのゲトラグを買収することで合意した、と発表した。
ゲトラグは、トランスミッション分野で80年の歴史を持つ老舗企業。トランスミッション業界をリードする企業でもある。
商品展開は、幅広い。マニュアルトランスミッション、AT、デュアルクラッチ、ハイブリッドなどの環境対応車用のトランスミッションなどを手がける。とくに、成長著しいデュアルクラッチトランスミッションで、業界の主導的地位にある。
ゲトラグは、フォードモーターと合弁会社を立ち上げ。また、供給先の自動車メーカーには、BMW、ダイムラー、ルノー、ボルボカーズなどがある。
今回の買収について、マグナインターナショナルのドン・ウォーカーCEOは、「戦略的にパワートレイン事業の拡大に取り組んできた。ゲトラグは、この戦略に最高に見合う」と述べている。