ボルボ・カー・ジャパンから「D4」と呼ばれるディーゼルエンジンを搭載した5モデルが発売された。そのターゲットは既納先以外に日本車、特にハイブリッドユーザーからの乗り換えも期待されている。
同社マーケティング部プロダクトグループマネージャーの青山健氏によると、ターゲット層は、「既納先の中にもディーゼルを望んでいるユーザーが多くいるので、まずそこにアプローチする。そして、新規では国産ハイブリッドユーザーにもディーゼルの魅力を感じてもらえればと考えている」とコメント。
また。同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也さんは、既納先ユーザーについて、「たまたまヨーロッパ出張や観光旅行などで、ボルボの最新のディーゼルに乗る機会があった。あるいは、その良さを伝え聞いて、日本導入を期待していた方たち」と説明。当然ボルボの良さは実感しているので、アプローチのしやすさがあるのだ。
そして、新規の国産ハイブリッドユーザーは、「ディーゼルを認知しており、ボルボにも導入されたことをきっかけに、興味を持たれた方」と述べ。「まだまだ一般のユーザーは、“クリーンディーゼル”についてほとんど知られておらず、体験もしていないので、提案営業や、ディーラーでの試乗体験などが必要だ。それによって、環境、燃費、コスト意識の高い国産ハイブリッドからの乗り換えが期待できる」とし、「保有母数が多いこともその期待につながっている」と述べた。