米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは8月4日、新型『ボルト』の燃費性能を公表した。
初代ボルトは2010年末、米国市場で発売。GMの市販プラグインハイブリッド車(PHV)の第一号車が、ボルト。1月のデトロイトモーターショー15で初公開された新型は、2世代目となる。
2世代目となる新型ボルトでは、PHVパワートレインを一新。2モーターの PHVシステムは、現行比で電費効率をおよそ5-12%引き上げた。加速性能は、現行比で20%以上アップ。45kgの軽量化も図る。
また、二次電池は、韓国のLG化学と共同開発。蓄電容量は、現行比で20%向上させた18.4kWh。EVモード時の航続距離を、およそ80kmへ伸ばす。セルの総数は288から192へ低減。バッテリー単体重量も、13kg軽量化。さらに、発電用の直列4気筒ガソリンエンジンは、排気量を現行の1.4リットルから1.5リットルに拡大。新開発の直噴ユニットとした。
また、新型には、オンデマンドで作動できる回生ブレーキを採用。ステアリングホイールのパドルを操作することで、任意に回生ブレーキを作動できる。シボレーによると、最大航続可能距離は680km以上という。
今回、シボレーは、新型ボルトの燃費性能を公表。米国EPA(環境保護局)が認定する換算燃費(EVやPHVに適用)は、106MPGe(約45km/リットル)と発表された。また、EVモードの最大航続可能距離は、22.5km。シボレーは、「初代比で、およそ40%向上した」と説明している。