太田昭宏国土交通相は8月7日の閣議後会見で、スカイマークの再建について「スカイマークの独立性が確保されるのかどうか、今後の推移を注視したい」と述べた。
スカイマークの再生計画は、5日に行われた債権者集会でスカイマーク案が可決され、ANAホールディングスの支援で再建することが決まった。
太田国交相は「国交省としては、安全運航、利用者利便の確保、我が国航空市場全体における競争環境の確保が重要だと思っている。再生計画案では、その独立性を維持する旨が明記されている」と述べ、独立性の確保について注視していく考えを示し、さらに「必要に応じてスカイマークとスポンサーであるANAに対し、適切に指導していきたい」と述べた。
独立性の確保について国交相は「どこからも影響されずに主体的に事業を進めることが最も大事なことだ。多くの人は競争原理の中で運賃が安くなるといったことを期待している。競争環境が確保されて利用者利便が確保されることが、独立性を維持するということだ」などと述べた。