米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は8月31日、北米中心に現行ジープ『チェロキー』およそ20万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、現行ジープチェロキーのワイパーの不具合によるもの。FCA USによると、フロントガラスが乾いた状態でワイパーを作動させた場合、コントロールモジュールが帯電を起こし、ワイパーが動かなくなる可能性があるという。
リコールの対象車種は、2014年モデルのジープチェロキーの一部。米国の15万8671台、カナダの1万8366台、メキシコの3582台、NAFTA地域外の2万6049台を含めて、合計20万6668台がリコールに該当する。
FCA USでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店でコントロールモジュールに、アース用ストラップを追加するリコール作業を行う。
なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。