メルセデス・ベンツ日本は9月28日、最量販車種Cクラスのクリーンディーゼルエンジン搭載モデル『C220d』の受注を開始したと発表した。価格は559万から678万円。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日に都内で開いた発表会で「待望のCクラスクリーンディーゼルモデル『C220d』は最新の4気筒ブルーテックエンジンに9速オートマチックトランスミッション(AT)を組み合わせることになった。Cクラスに9速ATを搭載するのは日本仕様のC220dが世界初となる」と明かした。
その上で「クリーンディーゼルに燃費性能だけでなく静粛性も求める日本のお客様の高い期待に応えるため、9速ATとの組み合わせを優先した結果、お客様を少々お待たせすることになったが、満を持して導入することができた」と強調した。
9速ATについてメルセデス・ベンツ日本でC220dのプロダクトマネージャーを務める営業企画部の木下潤一氏は「現在市販されているトルクコンバータ式トランスミッションの中で最も変速段数が多い、このATトランスミッションはひとつのギアが受け持つ速度域が狭くなるため、変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現した」と話していた。