ホンダは東京モーターショー2015で、2種類のカブをワールドプレミアし、二輪車の『継承と進化』を表現する。
そのひとつが電動二輪車の『EV カブ』で、2009年開催の東京モーターショーで初出展したEV カブの進化形となる。バッテリーを車体中央の低い位置に配置することで乗り降りしやすくとともに、低重心化で取り回しやすくしている。さらにバッテリーを着脱式にしたほか、家庭用コンセントでも充電可能にするなど使い勝手を向上している。
もうひとつが『スーパー カブ』のコンセプトモデル。ホンダ独自の車体レイアウトを継承しつつ、空力中心にデザインを見直すとともに、環境性能を向上させた次世代エンジンを搭載しているのが特徴。
ホンダではこのほかCBシリーズの進化形となる『コンセプト CB』や、50ccバイク『グロム 50 スクランブラ― コンセプト ワン』などもワールドプレミアする。
このうちグロム 50は若者にバイク本来の魅力をアピールするコンセプトモデルになっている。シンプルな車体構成と、タンクパッドを採用した燃料タンクやパンチングタイプのマフラーガードなどで素材感を強調しているのが特徴。ホンダ広報部では「四輪と同様、二輪も若者離れが叫ばれており、若年層に響く手軽なモデルとして提案する」としている。