横浜ゴムは、米国タイヤ生産子会社ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピ(YTMM)の新トラック・バス用タイヤ工場が完成、生産を開始すると発表した。
10月5日、現地で行われた開所式には、フィル・ブライアント・ミシシッピ州知事、トレント・ケリー米国下院議員、杵渕正巳在ナッシュビル日本国総領事館総領事、日系自動車メーカーおよび自動車業界幹部ら、総勢300名が出席した。
挨拶に立った野地彦旬横浜ゴム社長は「第1期工場が完成し、米国製トラック・バス用タイヤの生産を開始する。タイヤ産業は堅実な成長を続けており、よりスピーディーにビジネスを展開せねばならない。その意味で、ミシシッピの地に最新の製造拠点を設立できたことは非常に大きな意味を持つ」と述べた。
横浜ゴムは2013年4月、ミシシッピ州ウエストポイントにトラック・バス用の新工場建設を発表、同年5月に新工場の建設・運営にあたるYTMMを設立し、同年9月から工場建設を進めてきた。同工場の年間生産能力は100万本で、総投資額は3億米ドル(約360億円)。新工場は約200ヘクタールの土地の一角に建設されており、今後、需要に応じて順次工場拡張を進めていく計画だ。