米国の『ワーズオートワールド』誌は10月5日、「10ベストエンジン2016」のテストから、フォルクスワーゲンとアウディを除外すると発表した。
10ベストエンジンは1995年から開催。「エンジンオスカー」と称されるように、エンジン性能に着目して優秀な10台を選ぶ賞で、エンジンのエンターテインメント性や環境性能に的を絞って、同誌の編集者がエンジン10機種を選ぶ。
選考条件は、2016年3月まで米国市場で継続して販売されること。また、車両価格は6万1000ドル(約730万円)以下に限定される。よって、フェラーリやランボルギーニ、日産『GT-R』などのスーパーカーは対象外となる。
10月5日、『ワーズオートワールド』誌は、「10ベストエンジン2016」のテストから、フォルクスワーゲンとアウディを除外すると発表。これは、排出ガス試験を不正にクリアするために、一部ディーゼル車に違法なソフトウェアを装着していたことが発覚したため。
従来、フォルクスワーゲンとアウディは、「10ベストエンジン」受賞の常連だった。『ワーズオートワールド』誌は、「今回の不正を受けて、フォルクスワーゲンとアウディを選考から除外する」とコメントしている。