トヨタ自動車は10月8日、東京モーターショー2015のトヨタブランドの出展内容を発表した。3台用意したワールドプレミアの1台が「エントリースポーツ」と位置付けているコンセプトモデルの『S-FR』だ。
サイズは全長が『ヴィッツ』より少し長めの3990mm、全幅は5ナンバーサイズの1695mmとコンパクトで、同社のライトウェイトスポーツの系譜を継承するモデルを目指す。エンジン排気量は示されていないが、フロントミッドシップに配置し、6速のMT(手動変速機)と組み合わせる。駆動はFR(前部エンジン後輪駆動)で、定員は4人。
担当するスポーツ車両統括部の森和生主査によると、企画は「社内で自分たちの好きなクルマを造ろうというところからスタートした」そうだ。「日常使いでクルマとの対話が楽しめる。そんな敷居の低いスポーツカー」を目指したいという。スタディモデルであり、森氏は商品化に向け「モーターショーでは多くの方からご意見を頂戴したい」と話している。