メルセデス・ベンツ日本は10月10日、全面改良した『Vクラス』の受注を開始した。価格は535万~730万円で、発売は2016年1月を予定している。
今回の改良を機にパワートレインは先代の3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンから2.2リットル直列4気筒ディーゼルエンジンに刷新。燃費は15.3km/リットルと先代に比べて最大2.25倍向上する数値となる。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日、都内で開いた発表会で「現在、積極的にSUVモデルにディーゼルエンジンを導入している中で、お客様から力強い低速トルクを評価頂いている。またガソリンエンジンで重いものを引っ張り続けるとやはりゆとりがない。長距離を移動する際の燃費や、トルクを最大限に生かせるということで、あえてディーゼルエンジン一本にした」と述べた。
さらに「商品企画の段階で通常は様々な意見が出されるが、新型Vクラスに関してはディーゼルでいこうと一発でみんなが合意したので、そういう意味では良いパッケージングになっていると思う」とも明かした。