2万人が訪れるクラシックカーの祭典、『007』テーマに…クラシックカーフェスティバル in 桐生

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トヨタ 2000GT Bond Car
トヨタ 2000GT Bond Car 全 16 枚 拡大写真

11月1日、群馬大学理工学部桐生キャンパスにおいて、「第10回クラシックカーフェスティバル in 桐生」が開催された。主催はクラシックカーフェスティバル in 桐生実行委員会。

2006年から開催されたこのイベントも今回で10回目。「10年前はクラシックカー愛好家の情報交換の場という位置づけで始まった」と当時を振り返るのは同実行委員会委員長の前原勝良氏だ。「当初は3000人から4000人ほどの来場者数だったが、群馬大学桐生キャンパスという立地条件の良さもあり、現在は2万人以上の来場者を誇る一大イベントに成長した」と述べる。

展示台数も300台近くが大学キャンパス内に展示。このイベントは、地元の車両、特に “シングルナンバー”と呼ばれる新車から継続されているナンバープレートのままの車両が多いのが特徴で、今回も自宅の納屋から見つかったアルファロメオなど、多くのシングルナンバーが参加した。

また、このイベントは毎回特別企画が催されており、今回は映画『007』がテーマであった。そこで、トヨタ博物館から “007は二度死ぬ”の劇中車を模して作られたトヨタ『2000GT Bond Car』が展示されたほか、“ゴールドフィンガー”等で活躍した、アストンマーティン『DB5ヴァンテージ』。そして、“私を愛したスパイ”のロータス『エスプリ』を見ることが出来た。更に、トヨタ博物館からはトヨタ『7』が特別展示され、トヨタ博物館以外ではなかなか見ることが出来ないこれら2台に来場者の目は釘づけであった。

このイベントは桐生ファッションウィークの一環としても位置づけられており、当日は桐生市内でアート、伝統工芸、文化、歴史、音楽、食など様々なジャンルの催しが開催された。その間をボンネットバスが運行するなど桐生市全体でこのイベントを盛り上げており、群馬大学桐生キャンパス内は終日人混みが絶えないまま、大盛況のうちに閉幕となった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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