メルセデス・ベンツ日本はメルセデスのシティコンパクト、スマート『fortwo(フォーツー)』と『forfour(フォーフォー)』を発表。フォーツーは10月28日から440台限定販売。フォーフォーは来年1月頃からカタログモデルとして発売される。
スマートの歴史を振り返ると、「1972年にデザイナーのヨハン・トムフォオルデが都市部の交通問題を解消するために、新しい概念のスモールカーコンセプトを打ち出したのが最初」と話すのは、メルセデス・ベンツ日本株式会社 製品広報課マネージャーの嶋田智美さんだ。
その後、1982年に二人乗りのコンセプトカー、『NAFA』を開発。「これはのちにスマートと『Aクラス』に発展する」。そして、1994年、メルセデスベンツとSMHスウォッチとの共同プロジェクト、swatch-Mercedes-Art car(スウォッチメルセデスアートカー)がスタートしたのだ。
1997年、フランスのハンバッハに、スマートフォーツーの工場である、smartvilleが完成し生産を開始。1998年にスマート『シティクーペ』として、欧州で発表された。
スマートは、「最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性そして環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカーとして生まれた」と嶋田さん。その後、ブラバスモデル、カブリオ、クロスブレード、ロードスター、ロードスタークーペ、フォーフォーと、年々ポートフォリオを拡大してきた。そして2007年には、シティクーペの第2世代が誕生した。
日本市場においてスマートは、2000年にシティクーペを導入。その後、「コアなファンに支えられながら、日本の軽自動車の規格に合わせた日本専用のスマート『K』を発表するなど、日本のユーザーのニーズに合わせた商品展開を行ってきた。そしてたくさんの支持を得て、累計販売台数は 3万台を達成した」と述べ、3代目スマートも高い期待のもとに導入することを語った。