ホンダは11日、SUPER GTシリーズにおける「CR-Z GT」でのGT300クラス参戦を今季で終了することを発表した。
ハイブリッドレーサーのCR-Z GTは、2012年シーズン途中からGT300クラス参戦を開始。2カーでのフル参戦となった翌13年には、ARTA CR-Z GTの高木真一&小林崇志が第3戦セパンで初優勝を飾り、武藤英紀&中山友貴を擁して戦ったチーム無限(MUGEN CR-Z GT)がドライバーズ&チームタイトルを獲得するなど、活躍してきた。SUPER GTのシリーズ戦ではこれまでに通算4勝。ARTAの1台のみで参戦となった今季も、第4戦富士で高木&小林が勝利を挙げている。
14年からGT500クラスに参戦している「NSX CONCEPT-GT」にもノウハウが活かされるなど、国内トップレース戦線における本格ハイブリッドレーサーの草分け的存在でもあったCR-Z GTだが、今季最終戦ツインリンクもてぎ(11月15日決勝)で勇退というかたちになった。
なおホンダは、12月6日にもてぎで開催される「Honda Racing THANKS DAY」においてCR-Z GTのファイナルセレモニーを実施予定であることも発表している。