ヴァレオは、同社が開発した自動運転のプロトタイプ「クルーズU」によるフランス国内一周のテスト走行に成功したと発表した。
クルーズ4Uはパリを出発し、カレー、ストラスブール、モンペリエ、バイヨンヌ、ブレストを巡りフランスを一周した。総走行距離は1万kmを超えたが、このうち4000km以上を自動運転モードで走行。昼夜を問わず、時速130kmまで、自動運転は正常に機能したという。
クルーズ4Uは、走行している車や静止している障害物など、レーザースキャナーで収集したデータをカメラからの情報と統合し、リアルタイムに周辺環境のマップを生成。高精度マップのデータを元に、ステアリング操作や加速、減速などを制御し、衝突を防ぐ。
ヴァレオは、今回のテスト走行を実際の運転や走行状況に合うよう調整するための重要なステップと位置づけ、自動運転の実現に向け、開発を加速させていく。