青い森鉄道、利用状況に応じて減便へ…来年3月ダイヤ改正

鉄道 企業動向
青い森鉄道は来年3月に実施するダイヤ改正の概要を発表。利用状況に応じた減便などを行う。写真は青い森703系。
青い森鉄道は来年3月に実施するダイヤ改正の概要を発表。利用状況に応じた減便などを行う。写真は青い森703系。 全 2 枚 拡大写真

目時(青森県三戸町)~青森(青森市)間121.9kmの青い森鉄道線を運営する青い森鉄道は12月16日、2016年3月に実施するダイヤ改正の概要を発表した。利用状況に応じた列車の減便などを実施する。

発表によると、現在運行されている快速7本のうち4本を各駅停車に変更し、利用者の乗車機会を増やす。また、青森~浅虫温泉間で運行している区間列車(浅虫温泉シャトル)は、現在より1往復多い4往復に変更。通勤通学客の利便性向上を図る。

このほか、利用状況に応じた見直しも実施。八戸~三戸間で運行されている列車は、1往復減らして5往復に。青森~八戸間で運行されている列車は今より2往復少ない20往復にする。青森~野辺地間で2往復運行されている列車は1往復に減らす。JR奥羽本線の青森~新青森間に乗り入れる列車は、現在より2本少ない1本だけになる。三戸~八戸間で運行している土・日曜運休の列車は、土曜・休日運休に変更する。

青森駅では、青い森鉄道線の列車9本が同じホームでJR線の列車に乗り換えできるようにしているが、ダイヤ改正後は全て別のホームでの乗り換えに変わる。青い森鉄道は「輸送体系の全般的な見直しやホームの混雑緩和のため」としている。

《草町義和》

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