東武鉄道は、鬼怒川線での蒸気機関車復活運転に向け、SL乗務員(機関士4名、機関助士2名)、SL検修員(8名)の養成を開始。SL運転実績のあるJR北海道、秩父鉄道、大井川鐵道に養成員を派遣し、2017年度中のSL復活運転を目指す(沿線写真24枚)。
同社では、蒸気機関車を運転するための技術・技能・免許などを保有した社員がいないことから、JR北海道、秩父鉄道、大井川鐵道の協力を得て、それぞれに必要な知識・技術・技能などのを習得に向けた教育訓練を実施。復活運転時には同社社員による保守・運転を実現させるという。
1月5日から始まった機関士養成員は、秩父鉄道列車区で2名、大井川鐵道新金谷乗務区で2名が、SL構造や取り扱い方を習得。1月7日からの機関助士養成員は、JR北海道釧路運輸車両所で投炭訓練・ボイラーの取り扱い方などを学ぶ。1月20日からの検修員養成員は、同釧路運輸車両所や苗穂工場でSLの全般検査・交番検査・仕業検査などの整備について習得する。