ドイツの高級車メーカー、アウディの主力SUV、『Q5』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。アウディの属するフォルクスワーゲングループの米国法人から、アウディQ5に関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、エアバッグの不具合が原因。NHTSAによると、Q5の前席に内蔵されるエアバッグのインフレータに不具合があり、事故の際、異常破裂する恐れがあるという。このエアバッグのインフレータは、タカタ製。エアバッグが展開する際、金属片が飛び散り、乗員が死傷する可能性がある。
リコールの対象となるのは、2015年モデルのアウディQ5。2015年1月中旬から2月上旬にかけて生産された車両が該当する。
アウディは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で、サイドエアバッグモジュールを交換するリコール作業を行うとしている