東燃ゼネラル石油が発表した2015年12月期の連結決算は、当期損益が5100万円の黒字となった。前年同期は139億円の赤字だった。
売上高は前年同期比23.9%減の2兆6279億円と大幅減収となった。石油製品の販売数量は増加したものの、原油価格下落の影響で価格が大幅に下がったため。
営業利益は、原油価格下落による在庫評価損が871億円あったものの、石油製品マージンが好転し、20億円の黒字に転換した。前年同期は729億円の赤字だった。経常損益は為替差損などもあって3億円の赤字だった。前年同期の733億円の赤字からは大幅に改善した。
今期の通期業績見通しは、石油事業が好調に推移する見通しで、売上高が同12.5%減の2兆3000億円、営業利益が480億円、経常利益が470億円、純利益が310億円を予想する。在庫評価損はゼロを予想している。