日産自動車は2月17日、アジア自動車大手のタンチョンモーターグループと共同で、同社初となるミャンマーでの車両生産を今年中に開始すると発表した。
タンチョングループは、主に自動車の生産・販売、アフターサービス、またローン、リース、保険などの関連金融サービスを展開。マレーシア、シンガポール、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーで日産車の独占販売店となっている。
日産は、まずタンチョングループの既存施設に車両生産ラインを新設し、小型セダン『サニー』の生産を開始し、その後、新工場へ生産を移管する予定。新工場の建設計画は、バゴー管区において順調に進んでおり、約300名の従業員を雇用し、本格稼働時の生産能力は年間1万台となる予定だ。
日産は、2013年にミャンマーで自動車販売を開始し、現在、SUV『エクストレイル』、セダン『アルティマ』、ピックアップトラック『ナヴァラ』、商用バン『NV350 アーバン』、マイクロバス『シビリアン』を販売。今年、現地生産による『サニー』がラインアップに加わることになる。