英国の高級車メーカー、ロールスロイス・モーターカーズ(以下、ロールスロイス)は3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16において、特別な『ファントム』30台の最初の1台を顧客に引き渡した。
ロールスロイスは2014年9月、マカオの超高級ホテル、「ルイ13世」から、30台のファントムを受注したと発表。中国の特別行政区であり、世界有数の観光地のマカオに、2016年夏の開業を予定している超高級ホテルがルイ13世だ。
30台のファントムは、全てロールスロイスがカスタマイズを施した「ビスポーク」仕様。「エクステンデット・ホイールベース」車をベースに、超高級ホテルの送迎車に相応しい、さらなる豪華さが追求された。
3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16では、このファントムの30台の最初の1台を、ルイ13世のスティーブ・ハン会長に引き渡した。ロールスロイスによると、ひとりの顧客から一度に30台の受注は、過去最大という。
ロールスロイスのトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、「ルイ13世ホテルと特別なファントムが、マカオの新たなランドマークになるだろう」とコメントしている。