ランボルギーニは2015年、日本市場において大幅に台数を伸ばした。その理由は商品のステータス性向上にあるという。
2015年、前年比187%(2014年187台、2015年349台)を記録したランボルギーニ。2016年1月から2月でも50台を販売し、好調な滑り出しを見せる。ランボルギーニ青山ジェネラルマネージャーの石邑泰章氏は、個人的な印象としたうえで、「昨年『アヴェンタドールSV』登場をきっかけに、我々コーンズ・モータースが扱うロールスロイスやベントレー、フェラーリユーザーが(ランボルギーニを)購入し始め、ステータス性が大きく向上してきた」と印象を語る。そして、ランボルギーニのユーザーカスタマイズプログラム、“アド・ペルソナム”は、「我々がセールスの現場において、ユーザーへ(ランボルギーニのステータス性の)説得力や、商品の価値のアップには非常に魅力的なものになるだろう」という。
石邑氏は「『ウラカン』と他のミッドシップスポーツが並ぶと所有欲は負けるかもしれない。しかし、12気筒モデルになると圧倒的に『アヴェンタドール』だ」と現場の印象を述べる。
また、クオリティの高さも台数向上に貢献した。「アウディテクノロジーの導入により、信頼性が大幅に高まった。壊れないので全く入庫がなく売りっぱなし状態だ」と笑う。
そして、「昨年以降ステータス性が大幅に上がったので、これまでのランボルギーニのイメージで展開するのはやめようという要望を(メーカーと、インポーターに)出している。もっと格上に見せていこうと考えている」と今後の展開を語った。